内容説明
第一人者として、ブームが訪れるずっと前からグリムの研究と翻訳に力を注いできた「魔女?」が「もうガマンできないわ!」とばかり、自ら語り手となってしゃべり始めたグリムメルヒェンの大パロディー!本物以上に残酷かつ皮肉いっぱい、さらに毒にまぶし棘を研いで、乾いた笑いたっぷりの「大人のための童話」が出来上がった。そこから「現在」が、つまりアナタや私の顔まで見えてくるという「魔法の鏡」のような奇書。
著者等紹介
池田香代子[イケダカヨコ]
1948年東京生まれ。グリム童話の研究・翻訳をライフワークとするドイツ文学者、翻訳家、口承文学・都市伝説研究家。エッセイスト、平和運動家の顔も持つ。『猫たちの聖夜』『猫たちの森』(ともに早川書房)で第1回日独翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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