スラッシュグリーンからの風

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784795275461
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

英国南西部のコッツウォルズ地方特有の石造りの家々が蜂蜜色に輝く四月、スラッシュグリーン村に新しい住人が姿を見せた。若い母親と幼い男の子の登場はにわかに村人の関心を集めるが、隣人たちに優しく迎え入れられた母と子を悲劇が見舞う…。コッツウォルズの実在の村をモデルにしたスラッシュグリーンを舞台に、個性豊かな心優しい住人たちの織りなす人間模様。人生の真実をユーモアと深い洞察で描く。

著者等紹介

ミス・リード[ミスリード][Miss Read]
1913年ロンドン生れ。本名ドーラ・セイント。教職出身。第二次大戦後にエッセイをパンチ誌等の雑誌に寄稿し文筆活動を開始。1955年『村の学校』を出版、出世作となる。英国の初等教育や田園生活に題材をとった小説を数多く発表。BBCの脚本家としても活躍。英国を代表する田園作家。バークシャー在住

中村妙子[ナカムラタエコ]
1923年東京生れ。東京大学西洋史学科卒業。翻訳家。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュシュ

21
同じ作者の村の学校シリーズとは少し違う雰囲気で、始めはちょっと物足りなさを感じたのだけど、だんだんひきこまれた。所々で庭いじりの場面があり、我が家の小さい敷地を手入れしたくなった。登場人物のキャラクターが村の学校シリーズ同様に面白かった。 最後は、驚きの結末だった。2017/10/07

カタコッタ

15
長閑な村に若く才能ある母子がやってくる。そこから始まる周辺住民の物語。普通の生活であるのにどの家庭でも物語がある。考えてみればドラマチックな生活など殆ど無いのだ。淡々としながら生きている。それが幸せというものか。しかしラスト、ハラルドに同情いたします。女心は理解出来ない所がありますね。2022/10/14

みよちゃん

3
懐かしい文体。一時期好きで読んでいた。これは読んでいたか気付いてないけど、田園や大人と子供の考え方には、ホットする表現で書かれていて、終わりも素敵だなと感じた。

檸檬

2
再読。これもまた良し。ハラルドが魅力的。2017/03/05

うさぎ

2
村の学校シリーズとはまた違うのだけど風景が浮かんで来て私を誘うので困ってしまいました。2014/06/10

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