心の目で見る子ども虐待

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794509017
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0037

目次

1 母親たちの声に耳を傾けて
2 虐待してしまうのはなぜですか?
3 虐待とは?―虐待に向き合う
4 事件を他人事としないために
5 家族への援助・親子それぞれへのケア
6 虐待するお母さんへの手紙

著者等紹介

広岡智子[ヒロオカトモコ]
1951年大分県生まれ。大学で社会福祉を専攻。家族と暮らすことのできない中学卒業以上の子どもたちの自立を助ける「憩いの家」のボランティア活動に参加。そこで、若き化学社である広岡知彦と出会い、後に結婚。1991年、広岡知彦に誘われて、子ども虐待防止センターの相談員となる。1992年より、虐待問題をかかえる母親たちの自助的グループMCG「母と子の関係を考える会」でファシリテーターを経験したことをきっかけに、地域の保健機関で、母親たちの心のケアを目的としたグループミーティングが必要であることを提起。その支援サポートにとりくむ。一方で、虐待で子どもと分離された母親へのカウンセリングや、専門家への相談に応じている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまゆ

9
一度だけ著者の講演会に参加したことがあるのだが、ものすごく魅力のある方で惹きこまれた。なんともいえない空気感のある人で「私は、人の物語を聞くのが好きなんでしょうね・・」と言っていたことも印象的だった。11年前に出された本なので読むのを迷ったが、あの人の本なら読みたいと手に取った。とても大事な児童虐待する親への基本的な考え方が示されており私には必要な内容であった。最後の虐待するお母さんへの手紙は、たまらず泣いた。この人の下で働いて、この考え方や、行動に学べたらな・・と思った。古いけど古さを感じない良書。2015/04/27

suzume

3
あたたかい血の通った体温を感じる言葉で書かれていて、涙が出た。実際虐待に至って助けを求める人もいれば、誰にも助けを求められないまま予期不安から結婚や子供を持つ事に恐怖を感じ、自分の人生を諦めて生きていく人もいると思う。家庭を築く事や親になるって誰にとっても大きな変化なのだろうから、一般論や正論の押し付けじゃなく、男女共にネガティブなことも本音で相談出来る場所があったらいいと思う。問題として明るみに出るまで至った人はある意味助けられるチャンスを得るけれど、そこまで行かない人達の苦しさにも光が当たって欲しい。2016/05/09

ちょこ

0
虐待についての本を読めば読むほど、虐待は親だけの問題ではないのだと感じてきた。それに虐待は親の問題だけでなく、さまざまな問題が絡み合って起きてしまうかなと思った。2019/04/29

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