伝統建築と日本人の知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794215819
  • NDC分類 521.86
  • Cコード C0052

内容説明

松花堂昭乗ゆかりの草庵と書院の修理、織田有楽斎のつくった国宝の茶室・如庵の移築、桂離宮の昭和の大修理、千利休の唯一の遺構、国宝の茶室・待庵の修理、ボストン子ども博物館へ京の町家を移築、ニューヨークのメトロポリタン美術館日本ギャラリーの書院の建設など、第一級の伝統建築に数多く携わり、国際的にも高く評価された著者が語る日本人の高い美意識と技術、そこに秘められている深い知恵。

目次

序章 京大工の技を学ぶ大工集団「清塾」
第1章 忘れられた近代数寄屋の名建築(大阪枚方の「万里荘」;江戸初期の書院の風格・常田滋弥邸 ほか)
第2章 伝統ある京大工の家に生まれて(西の岡組の安井家;六人兄弟の次男坊 ほか)
第3章 数寄屋の名建築との不思議な出合い(桂離宮と修学院離宮の竹垣の修理;男山の数寄屋・松花堂の修復 ほか)
第4章 アメリカに日本の伝統建築を(サンマテオに建てた桂離宮好みの御殿;ボストンの子ども博物館へ京の町家を ほか)

著者等紹介

安井清[ヤスイキヨシ]
大正14(1925)年、京都府向日市生まれ。昭和20年、立命館大学卒業後、家業の安井杢工務店に入社。平成13年に退社するまで、伝統建築ひとすじの道を歩む。球磨工高伝統建築コース、松江高等技術校の講師を歴任後、京都の数奇屋大工の技術を伝える「清塾」を主宰。ほかに京都伝統建築技術協会、竹文化振興協会、古材文化の会など、多方面で活躍。現在、(株)やすいきよし事務所を設立し、代表取締役。一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/09/05

Celeste

1
建築を見るのが好きなので,大変興味深い一冊だった。古の匠の技を現代に伝えるだけでなく,海外にまで伝えてきた著者の思いに感動した。果たしてこの技を未来に受け継ぐことはできるのだろうか。何とかして伝えていってほしいものだと思う。2013/03/31

インテリ金ちゃん

0
著名建築が目白押し。ワンコイン作業者では技術の継承は無理。30年後には外国人労働者が国宝を修理している!?2014/08/03

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