内容説明
政治家は選挙に勝たねば話にならない。落選すれば失業者。だから家族を巻き込み、日々是選挙。月々の歳費は借金の返済に消え、あとは聞くも涙の貧乏暮らし。大組織のバックもなく、活動資金は「人とのつながり」頼み。一挙一動が票につながる。事務所がわりのボロいわが家は千客万来。プライバシーなどないも同然。不満だらけの毎日だけど、選挙となれば、なぜか元気になって、一家総出で勝利をめざす…。宮城県選出の旧社会党代議士の三女として生まれた著者が、当選することが至上命令となった一家の、悲しく可笑しな暮らしぶりを、率直な筆でつづる。
目次
はじめに 「政治家って、いい職業ではないんです」
わが家の貧乏物語
父の政治家の志
日々是選挙
家族の肖像
茶の間の訪問者
二世議員の光と影
おわりに わが家の選挙が幕を閉じるとき
著者等紹介
日野睦子[ヒノムツコ]
フリーランスエディター。1944年、仙台市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。父、日野吉夫氏(故人)は、宮城県2区選出の旧社会党代議士。二世議員となった長兄・日野市朗氏(民主党・2003年7月に死去)は、橋本政権時代の郵政大臣
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