内容説明
江戸時代前期、高度成長から低成長へと移る過渡期、西鶴が「銀が銀をためる世の中」と活写する経済小説の原点『日本永代蔵』の魅力に迫る。
目次
1 『永代蔵』の名言
2 『永代蔵』のあらまし
3 吝嗇家藤市の変貌
4 一代目と二代目
5 二代目の諸相
6 富を得るきっかけ
7 世界の広がり
8 富める者と貧しき者
9 モデルの問題とカムフラージュ
著者等紹介
谷脇理史[タニワキマサチカ]
昭和14年11月24日群馬県館林市生まれ。37年3月早稲田大学第一文学部卒業。43年3月早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。跡見学園女子大学、筑波大学を経て、平成2年4月より早稲田大学文学部教授。現在に至る。58年3月文学博士
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