内容説明
数に隠された神秘の力を解き明かそうとした古今の数秘術者たち。その歴史と理論を網羅し、現代数学の視点から徹底検証。
目次
はじめに
ピュタゴラス
新ピュタゴラス主義
ピュタゴラス主義の復活
ゲマトリア
獣の数字「666」
獣のような好奇心
獣がやってくる
小数の法則
アメリカ革命と「57」
概数の法則
聖書の中の「7」
「13」と平方数
「創世記」の三角数
パラグラム
シェイクスピアの数
数のゲーム「リトモマキア」
数の形
L・ダウ・バリエット夫人
数秘術の本〔ほか〕
著者等紹介
ダッドリー,アンダーウッド[ダッドリー,アンダーウッド][Dudley,Underwood]
1937年ニューヨーク市生まれ。数学者。カーネギー・インスティチュート・オブ・テクノロジー(現カーネギーメロン大学)で修士号、ミシガン大学で博士号を取得。オハイオ州立大学、インディアナ州デポー大学などで教鞭をとる。2004年に退職。1996年、一連の数学啓蒙書の執筆によりAAA(アメリカ数学協会)から「トレヴァー・エヴァンズ賞」を授与された
森夏樹[モリナツキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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EnJoeToh
2
かなりしつこいけれど良い本。18章には共感覚者による数の図沢山。2010/02/28
onuxy
0
こういった神秘主義系の本ではよく論理関係が崩壊していて読みにくいという事が起こります。 しかし、この本はそういった読者の気持ちを汲み取ってか 「神秘主義では結論が理屈を決定する」 と述べたあとで、地の文に関しては比較的論理的に書いてあります。 なので、こういった占い・宗教などの本をあまり読まない人でも読むことができると思います。2013/02/10
almadaini
0
数学者による数秘術批判の書。「リトモマキア」が面白そう。2011/04/17
はにまる
0
ピュタゴラスの数の神秘主義や、カバラにおけるゲマトリアから、現代の数秘術までを網羅。本のタイトルは世界魔法大全のごとくだが、本書は数学者によって書かれた極めて良識的な数秘術史の本である。「数の形」というのは本書で初めて知った。興味深い2010/04/17




