内容説明
神の物理学を構築しようとした20世紀の天才的ユダヤ人、アインシュタインの生身の息遣いと、研究や社会での葛藤を思想の地平を通して再現。20世紀科学の一大パノラマ。
目次
1 ニュートンの遺産
2 技術的知性の沃野
3 光の迷宮と同時性
4 対称性への美的希求
5 創造のゲシュタルト
6 科学の「詩と真実」
7 失敗のコスモロジー
8 無重力と思考実験問題
9 悪魔の法か、解放の式か
10 スピノザの神と決定論
11 旅するユダヤ主義者
12 神の骰子と原理物理学
終章 理解可能性ということ