ユリイカ 〈第46巻第4号〉 - 詩と批評 特集:バルテュス

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  • サイズ キク判/ページ数 269p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791702695
  • NDC分類 905
  • Cコード C9490

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
飯島洋一「『らしい』建築批判2」によると、 ウィリアム・モリスの時代には、絵画のような 機能のない純粋芸術、 観賞芸術に較べて、 家具などの機能を持つ応用芸術を、 彼は、デザインと呼ばれるジャンルとして捉えて、 既存の純粋芸術と対置しようと目論んだ(37頁上段)。 彼は手仕事主義だが、 機械主義を否定しては理想実現はなかなか難しい(同下段)。 手仕事も、機械も、共存の道を探れば、 両者のバランス配分が問われるのみではなかったろうか。  2014/05/05

秋津

5
バルチュス特集。独学ということ、我流ということが腑に落ちた。なんか不思議と思っていたから。会田誠の今後が本当に楽しみ。ジャック・リヴェットの嵐が丘が存在することを知った。日本で今観られるのかしら。観たい。2014/06/23

dilettante_k

3
14年4月からの回顧展に合わせたバルテュス特集号。美術史、表象文化論、文学研究者らによる近年の動向を踏まえた論考に加え、美術家の眼を通したバルテュス考・インタビューなど21本を収録。論考の対象は風景、街路、猫、少女といった作品テーマやリルケ、アルトー、クロソウスキーとの人間関係、そして画家自身終生否定し続けたシュルレアリスムとの離接合と網羅的で、バルテュスの今日的コーパスに仕上がっている。作品の「裂け目」を論じ「開かれ」の画家と措いた江澤健一郎、街路から室内のテーマをめぐる桑田光平の論考などが特に面白い。2014/04/06

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2
会田誠のバルテュス評が的を射すぎてて腹痛い(笑)「バルテュスは20世紀の美術史においてシード校みたいな特別な枠を占めてますよね。時代の最先端からすると明らかに時代遅れなんだけど、本人のやけに自身に溢れた態度やポーランド貴族の末裔でお兄さんのクロソウスキーやリルケといった大物たちが周囲にいたという外的な要素もあって、なにかすごいように思えるのはありますね」2014/07/22

χ

1
不思議な絵を描く人。特に意味がないことを難しく解釈してるように感じた。歩いてる人を描くときつま先がついた瞬間だと踏みとどまったように見えて絵の違和感が増してる2014/06/07

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