内容説明
初年次教育、次のステージへ。学びへの動機付けや学習スキルの修得で、高校生から大学生への移行を支援してきた初年次教育。高大接続改革やアクティブラーニングの浸透でどう変わるのか?政策動向から実践的方法まで、多様化・高度化する初年次教育の全貌を描く。
目次
第1部 高大接続改革と進化する初年次教育(初年次教育研究の動向と課題―初年次教育学会における研究活動を中心に;初年次教育と小中高の取り組み―多様性を活かすアクティブラーニングの可能性 ほか)
第2部 大学現場における初年次教育プログラム(内蔵型の初年次教育―カリキュラムに初年次教育をいかに組み込むか;学生の多様化と初年次教育・学生支援の連携―発達障がい学生の受け入れをめぐって ほか)
第3部 初年次教育の実践的方法(主体的・対話的で深い学びによる高大接続―LTD基盤型授業モデルの提案;思考を鍛える初年次教育テキストの開発―アクティブラーニングによる授業展開 ほか)
第4部 初年次教育学会のあゆみと会員調査(初年次教育学会のあゆみ;2015年度会員調査結果からみた初年次教育の現状と課題)