Sekaishiso seminar<br> 西洋余暇思想史

Sekaishiso seminar
西洋余暇思想史

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790713432
  • NDC分類 365.7
  • Cコード C1336

内容説明

古代ギリシアから現代まで、各時代の社会背景、人々の余暇活動の特徴や思想家の人となりをあわせて余暇を巡る思想を紹介・論評する。

目次

1 古代から近世にみる余暇思想(古代ギリシアの余暇思想の追求;古代ローマの余暇思想;中世の余暇思想;ルネサンスにみる余暇思想;近世にみる余暇思想)
2 19世紀から20世紀の余暇思想(西欧19世紀にみる余暇思想;西欧20世紀前半の余暇思想;20世紀後半のアメリカにみる大衆余暇論の台頭;20世紀後半のヨーロッパにみる余暇思想)
3 現代余暇論の特徴(J.デュマズディエの『余暇文明へ向かって』(1962年)
J.デュマズディエの『レジャー社会学』(1974年)
J.フラスチェの『開かれた時間』(1973年)
S.パーカーの『労働と余暇』(1971年)
ラシーヌの『自由時間都市』(1980年))

著者等紹介

瀬沼克彰[セヌマヨシアキ]
東京都八王子市生まれ。青山学院大学大学院教育学専攻博士課程修了。(財)日本余暇文化振興会主任研究員、文部省生涯学習局社会教育官、宇都宮大学生涯学習教育研究センター副センター長を歴任。現在、桜美林大学教授、(財)日本生涯学習総合研究所理事。日本余暇学会顧問。人間科学博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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SQT

2
古代ギリシアの余暇思想あたりで「思ってたのと違うな…」ってなったけど、自己啓発的な面が余暇思想においては大半を占めていたという史実が読んでいくうちに徐々にわかってきた。デュマズディエについては名前しか知らなかったけど、この本を読んで概略は掴めたし、余暇思想の流れ、近代以降、楽しむことに力点が置かれているけど、楽しむ?余暇って何?って人が、特に余暇に割く時間をあまり持っていなかった労働者階級では多かったという指摘もあって、自分の研究にもかなり活かせそう。福祉、生涯教育という点で余暇を捉える。良い本でした。2017/05/18

でん

0
「~仕事に満足を見出しえない人びとは、仕事のない時間においても、生きる意味を見つけるのが難しく、(分業化によって)喜びの少ない仕事から解放されると、かえって、その時間をどう使ったらよいかわからかいということであった。」(p144)仕事を始めてからこの種の議論を読むと重みが違う。2016/02/28

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