出版社内容情報
たまごにいちゃんが散歩の途中で出会ったたまごじいさん。他人に対しても無関心な時代、だれに気にされるでもなく生きておじいさん。たまごにいちゃんと出会ったことで、自分のことを気にしてくれる友ができました。嬉しくって、ようやく卵の殻を割ったおじいさんは、川を渡って向こう岸に渡りました。
著者等紹介
あきやまただし[アキヤマタダシ]
東京都生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業。『はやくねてよ』(岩崎書店)で日本絵本賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
30
新着棚で。「たまごにいちゃん」が18冊のシリーズができ、一旦完結していたとは知らなかった。今作は、久しぶりの続編だそうだ。たまごのままのおじいさん。独りで寂しいのかと思えば、そうでもなく、マイペース。たまごにいちゃんに気にかけられたことで、1歩踏み出し、とうとう脱皮、ならぬ脱殻?(笑) どんな年になっても、成長できるんだね。シンプルな絵とシンプルなストーリー。なんか、いいな。2019/10/30
たまきら
24
借りてきたら即食いつくシリーズの一つ、たまごにいちゃん。全部読んでいるわけではなかったので、新シリーズの展開とも知らず、興味深かった。娘さんの感想は「いや、無理でしょ」…本当にこのシリーズ好きな割にはあんまりな感想だと思う…。2020/06/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
久しぶりの新刊。たまごにいちゃん大人になってシリーズは終了したと思ってました。あきやまさんも書かれてましたが、まだシリーズ続くようです\(^o^)/新シリーズ?はあきやまさん曰く「彼(たまごにいちゃん)の内面を刺激するゲストが登場してきます。」だそうで、今回卵の殻のままのおじいさんが登場。「わしは だれかが きにかけてぅれたら たまごから でると きめていたんじゃ。」孤独だったんですね、たまごじいさん…。2019/11/08
Mer
12
今までのたまごにいちゃんシリーズとは変わった雰囲気が漂っている今作。笑えて楽しい作風だったから、多分子供に読み聞かせても伝わりずらいかもしれない。そのかわり、大人は感じ入る部分が多いんじゃないかなと思った。「殻は自分のタイミングで割ればいい」中々奥深いデスね...。2023/02/25
遠い日
8
大好きな「たまごにいちゃん」シリーズの再開!誰しも避けては通れない「老い」の問題を真正面から取り上げる。たまごじいさん、かっこいい。まさに我が道を生きた人の、ことばだ。そして、年齢に関係なく、人は変わりたいときに変われるのだということに勇気をいただく。2019/10/26




