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内容説明
アフリカ大陸スーダン。内戦が続くこの国では、今なお「奴隷制」が存続するという。仲の良い家族に愛されて暮らしていた12歳の少女メンデは、村を襲撃され、ある日突然奴隷として売られたのち、人としての尊厳を踏みにじられる生活を送る。虐待やレイプ、名前も呼ばれず、残飯を与えられる…生き地獄を体験しながらも2000年9月、逃亡に成功し英国に亡命。以来、自らの経験を語り続けている。「今も多くの女性たちが奴隷にされている事実を、世界中の人に知って欲しい」ひとりの少女の凄絶な闘いと心からの叫び―衝撃と感動のノンフィクション。
目次
第1部 美しいふるさと(ヌバ山地の思い出;姉の結婚と出産;アラブの学校 ほか)
第2部 奴隷にされて(悪夢のような夜;レイプ;過酷な旅 ほか)
第3部 自由への旅(奇妙な面接;繰り返される悲劇;初めての空の旅 ほか)
著者等紹介
ナーゼル,メンデ[ナーゼル,メンデ][Nazer,Mende]
スーダン中部に生まれる。現在20代半ばと推測される。少女のころに村を襲撃され家族と引き離されたのち、奴隷として過酷な生活を強いられるが、2002年12月、イギリス政府により政治亡命を認められ、現在はロンドンに在住。以来、さまざまな場所で、知られざる奴隷制の実態をひとりでも多くの人に知ってほしいと、自らの体験を語り続けている
ルイス,ダミアン[ルイス,ダミアン][Lewis,Damien]
イギリス人ジャーナリスト。スーダンにおける人権侵害について取材を重ね、世界に向けて発信している。アイルランドのダブリン在住
真喜志順子[マキシヨリコ]
東京生まれ。上智大学外国語学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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