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りえちゃんとマーおじさん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789728225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

小学3年生のりえちゃんは、ある日、学校帰りにすごい発見をした。通学路途中の空き地に、こつ然と絢爛豪華な御殿が出現したのだ。そこから漂ういい匂いに誘われてりえちゃんが足を踏み入れてみると、中は食べ物横丁になっていた。そこで出会ったマーおじさんなる名料理人のごちそう目当てに、毎日通うようになったりえちゃん。めずらしい料理をたんと食べられるのはいいけれど、どうもここでは不思議なことばかり起きるようだ。りえちゃんはおいしいものを味わうだけでなく、とんだ冒険まですることになり―豪勢な中華料理の数々をめぐる、かわいいお料理ファンタジー。

著者等紹介

南條竹則[ナンジョウタケノリ]
1958年東京生まれ。東京大学大学院英語英文学修士課程修了。作家、翻訳家、随筆家。1993年に『酒仙』(新潮社)で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。中華料理への造詣の深さでも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

18
読んでると中華料理食べたくなってくる。魅力的なキャラクターばかり、特にお相伴小人たちが可愛かった。2015/04/20

roomy

16
美味しい料理がいっぱい出てくるけど想像しきれず残念。りえちゃんになりた〜い!と叫びそうに。そして、りえ先生のこの話は本になったのでしょうか?気になります。2015/11/06

ミモザ

9
ある日空き地に忽然と現れた中華街のような食べ物横丁。そこで出会ったのは仙界の公主(姫)さまの料理長マーおじさん。お料理をテーマに据えた冒険ファンタジーでしたが、マーおじさんが振舞う中華料理の美味しそうなこと。解説でも述べられているように、この本を読むと中華が食べたくなる!もちろん、本場の中華料理。今すぐ飛行機に乗らなくちゃ。そんな気分にさせられます。2020/05/25

paty

5
あ~お腹が鳴る鳴る。美味しそうな中華料理の描写。紙面から匂ってきそう。子どもの頃って、お家から少し離れたところ、いつもは通らないところに、昨日までなかった景色が広がっているような気がしたものです。本作も主人公のりえちゃんがそんな世界に迷い込むファンタジー。とっても面白かったです。作者さんの経歴見てびっくり。その他の著作を確認してまたまたびっくり。こんなに可愛らしいお話を書く作家さんとは想像できないです。お腹が鳴ること必至で他の中華本(?)も読んでみようかな。2014/05/01

skellig@topsy-turvy

5
表紙に惹かれなかった人もいそうだけど、予想外に面白いファンタジーでした。出てくる中華料理はどれも美味しそうだし、主人公のりえちゃんは地獄と煉獄をダンテ・カジキエビ(!)らに案内されたり、お姫様の身代わりになったり掛け軸から魚を釣ったり。マーおじさんをはじめとする気のいい、人あらざるものたちも魅力的キャラクター揃い。2012/12/17

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