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内容説明
ロークのもとで働く若者が首吊り自殺を遂げた。口には笑みが張りついていた。それからまもなく、ひとりの悪徳弁護士が自宅の浴室で手首を切って死亡した。血に染まったバスタブのなかに横たわる彼は、無気味にもほほえんでいた。ともに自殺の動機はまったく見当たらない。果たして謎の笑顔は何を物語るのか？ハネムーンから帰国したばかりのイヴは、ピーボディ巡査を従えて捜査に乗り出す。だが、彼女は知らなかった―事件の背後には彼女とロークを虎視耽々と狙う人物が潜んでいることを！ロマンティック・サスペンスの大ベストセラー、第４弾。
著者等紹介
ロブ，Ｊ．Ｄ．［ロブ，Ｊ．Ｄ．］［Ｒｏｂｂ，Ｊ．Ｄ．］
ロマンス小説の人気作家、ノーラ・ロバーツのもう一つのペンネーム。Ｊ、Ｄは息子たちジェイソン、ダンの頭文字で、ロブはロバーツの短縮形。１９５０年、メリーランド州シルバースプリング生まれ
青木悦子［アオキエツコ］
東京都生まれ。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
81
イヴ＆ロークシリーズ第４弾。本作は主人公二人の新婚旅行先の宇宙から、物語は始まる。議員や弁護士と、連続して自殺事件にぶつかるイヴ。しかし、彼らの特徴は自殺する必要も無ければ、自殺を考える人柄でも無い事であった。そして四人目の自殺者は突然服を脱ぎ、自殺する事が冒険の旅に出発するかの様な言動で、微笑みを称えていたのだ。現代にも通じる近未来の恐怖、いったい犯人はどの様して被害者を自殺させてゆくのか。二人の結婚生活も、相棒のピーボディとのやりとりも程好いスパイスである。犯人も、しっかり最初からいる辺り中々と思う。2018/07/10
えみちゃん
30
「イヴ＆ローク」シリーズ第4弾♪前作でなんとか無事に結婚式を挙げたふたりのハネムーンから始まります。大富豪ロークが計画したハネムーンだけに桁外れなスケールでこのときばかりはベタ甘状態で過ごすかと思いきや、このふたりが降り立つ場所・・死体が出没⁉するのはもはやお約束。（笑）才能溢れる若き技術者、成功している悪徳弁護士などなど、自殺の動機が全く見当たらない人間の自殺に捜査は困窮を究めるのもお約束。（笑）名実ともに助手となったピーボディを引き連れて捜査に乗り出すイヴでしたが・・。ピーボディがいい仕事をしてます。2018/09/17
み
27
このシリーズ4作目になり、恋愛要素の高めな作品を苦手にするあたしには…。事件とか捜査とかの筋はむっちゃ好みなのに(^^;次はいつ手にするかなぁ？2018/10/21
菫子
27
イヴ＆ローク４作目（Rapture in Death）は新婚旅行の途中から始まる。こんなゴージャスな新婚旅行は今まで読んだことがないし素人の妄想の域を超えていてさすがノーラさん！今回は犯罪の残虐性は低いが脳機能を操る犯罪という非常に興味深いストーリー。イヴが捜査でセッ○スVRを途中まで体験したと告白したのにロークが動揺しないのは変だと思ってたらローク社製だったのね（笑）今作はロークのダークな一面（&非犯罪手法）がみられたことが一番楽しかった！読めば読むほどロークの魅力に取り憑かれていくから次作へGo!2018/07/09
hotmilk
13
前途有望な人々の笑みを浮かべた自殺死体が次々と発見される。イヴとロークを虎視眈々と狙う犯人。マインドコントロールという見えない敵に二人は抗えるのか・・。面白かったー！犯人を読者に暗示している状態で話が進んでいくから、ラストにかけて手に汗握る焦燥感だった。いつも思うけど、メイヴィスって本当に素直でいい子だなぁ。イヴのことが大好きなのが伝わってきて、こちらまで微笑んでしまう。ロークも、メイヴィスの言うとおりまさに”サイコーの王子様”で、彼の言葉一つ一つにとろけそうになる。これは癖になりそう。笑2014/04/14
