出版社内容情報
《内容》 患者側の立場にたって、専門医がやさしく丁寧に摂食障害治療の現実を解説。受診・治療に対する不安を解消する1冊です。
内容説明
本書は、あなたの近くにある治療機関をうまく活用していただき、摂食障害を乗り越えていただくためのものです。前半は、架空の症例5例で、多様な病理がどのような治療を受けながらどのような経過をたどっていくかを示しました。後半はさまざまな治療者の声です。これから治療を始める方に、さまざまな治療現場の雰囲気を知っていただきたく、専門ライターがインタビューを行なっています。
目次
第1章 「摂食障害が治る」とは?(「治す」というのは症状をただちにとり去ることか;原因探しと「治す」ことは違うということ;摂食障害は大事にすべき宝物か ほか)
第2章 症例から見る経過とさまざまな治療法(非常に体重が落ちて精神科に入院した例(Aさん)
過食症で精神科に入院した例(Bさん)
慢性化した例(Cさん) ほか)
第3章 治療者の声―摂食障害の治療現場(学生相談室・学校相談室での治療;開業クリニック(心療内科、精神科)での治療
内科病院での治療 ほか)
資料(診断基準;診断基準の使い方 ほか)
著者等紹介
西園文[ニシゾノアヤ]
昭和60年九州大学医学部卒業。平成4年慶応義塾大学医学部大学院卒業。平成10年より東京都精神医学総合研究所勤務。現在、東京都精神医学総合研究所児童思春期研究部門部門長。昭和61~62年、平成4年英国エジンバラ大学に留学。医学博士、精神保健指定医
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