内容説明
この本は、摂食障害の治療の中で、身体面にスポットライトを当てたものである。一般に摂食障害の身体ケアというと“ある程度体重が増えるまではがまんして食べてもらうこと”でしかなく、患者と治療者の創意くふうの入り込む余地はなさそうなイメージがあるが、実際は身体ケアを通じて患者を理解するための重要なヒントがたくさん発見できる。それを、この本では症例を提示しながら説明した。
目次
第1編 摂食障害の病理とその治療(摂食障害とはなにか;摂食障害の治療;患者教育について)
第2編 多職種による“からだづくり”(体重管理のプロセス;栄養指導の実際;看護婦の役割;スポーツクリニックからのアプローチ)
第3編 栄養改善の過程―10の症例から
第4編 座談会・チームでとり組む摂食障害治療の試み



