内容説明
私たちは一刻一刻エネルギーを使いながら生きているのです。エネルギーが足りなくなるとその蓄えである体脂肪ばかりか、体そのものである体たんぱく質までエネルギーにして使い込んでしまい、やせて体力が低下し、そのことで消化力まで下がりという悪循環に陥りやすいのです。栄養が充分にとれて初めて体重も体力も回復できるのです。特に初めのころはたいへんです。しかし、1日も早く食事がとれるようにならないと回復が遅れて余病も招きかねません。本書はこのような難しい食生活を迫られている胃手術後のかたがたにお役に立つことを願って作りました。
目次
四群点数法でバランスよく(栄養バランスよく食べるために;食品を4グループに分ける食事法;80kcal=1点とする点数法で1日の食事量をカウント)
胃手術後の人の四群別食品選び(胃手術後の食事キーポイント;家族とはここが違う!胃手術後の食品構成;栄養流動食を活用して消化器への負担を少なく、バランス栄養補給;体に必要な量を覚えるには「計る」ことを習慣に;献立表の見方)〔ほか〕