内容説明
「黙っていては損をする、言い過ぎれば角が立つ」―対人コミュニケーションの中で、どう自分の意見や感情を表現したらよいのか。本書は、疲れず、傷つかず、相手と「勝負の原理」で争わない、上手な主張法を提案する。
目次
第1章 「自分中心主義」のすすめ
第2章 「我慢」の先にあるもの
第3章 恐怖心の原因とその克服
第4章 意志と責任の領域
第5章 自己主張することの意義
第6章 最も楽な主張の仕方
第7章 表現することの快感
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オリーブ
10
石原さんの本で必ず出てくる「自分中心」と言う考え方。分かったようでまだ分からないような気もしているので、この本を手に取ってみた。自分の気持ちを言って相手の反応がどうでるのか怖い私です。それが「他者中心」のものの考え方で、相手の反応は相手の選択・責任であって、私には関係ないと言うのが「自分中心」と言うことなのだろうか。私のこの恐怖の感情はずっと支配関係で培われたものであったようだ。もう過去への復讐などする必要もなく頭に浮かぶ自動思考をそのまま言葉にして自由になるために自分の意志と選択と責任に注目したい。2014/09/12
コモヒ
0
前半は説明がくどくてイライラする。あと17年前の本やから例えが古い。でも後半は具体的な事例が沢山挙がってて、具体的だし(多分実際の患者とのやり取りだし?)、どれもタイプが違うのでとても参考になった。終わり方が急でちょっとびっくりしたけど。そうね、相手は関係無いねんな。自分がどう思うか。自分のために発表する。言葉にするのが難しいと思ったら「言葉にするのは難しいけど」って言えばいい。相手と争うためじゃ無くて、結果はどうでも良くて。うまく行っても行かなくても、「自分の気持ちを発表できた」って事に大きな成果がある2014/11/01
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- 和書
- 俳句の図書室 角川文庫