出版社内容情報
●新曜社の関連書籍
『 対話の回路 -- 小熊英二対談集 』 小熊英二著 (定価2940円 2005.7月末刊行予定)
対談者:村上龍、島田雅彦、網野善彦、谷川健一、赤坂憲雄、上野千鶴子、姜尚中、今沢裕
内容説明
歴史は、過去との対話によって現在を見出すよすがであり、また過去は現在の問いのなかから再発見されるという生きた知的営みである。国際政治の専門家であり、歴史学者でもある著者は、世界史の文字どおりの激動のなかにあって、歴史学を再考する。
目次
第1章 歴史学のいろいろ―歴史学の諸相
第2章 「歴史家は危険人物だ」―制度としての歴史学
第3章 歴史から学ぶもの―教訓としての歴史学
第4章 「小さな灰色の脳細胞」―史料批判としての歴史学
第5章 縮尺とデザイン―地図としての歴史学
第6章 「歴史其儘」の物語―芸術としての歴史学
第7章 開祖とエピゴーネン―照明としての歴史学
第8章 暗黒に挑む―職業としての歴史学
補遺 私の歴史観―編集部の質問に答えて