シャーロック・ホームズの経済学

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シャーロック・ホームズの経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787292001
  • NDC分類 933
  • Cコード C0095

内容説明

あの事件の報酬、トレードマークのタバコの値段、商業都市ロンドンの街並み、そして大英帝国の資本主義と植民地―。経済学から読み解けば、名探偵ホームズのリアルな生活と生きた時代が鮮やかによみがえる。

目次

ヴィクトリア朝の経済学
シャーロック・ホームズの生活
貨幣の研究
四つの財産
ロンドンで冒険する
経済学の周辺
大英帝国と植民地
大英帝国の資本論
シャーロック・ホームズの経済哲学
ホームズと競馬
スパイたちの懐具合
ベーカー街をめぐる経済模様
ワトスン夫人の経済模様
ホームズ譚の経済学

著者等紹介

太田隆[オオタタカシ]
1965年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒。シンクタンク勤務のあと、フリー。日本哲学会会員・進化経済学会会員・日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rootport Blindwatchmaker

2
なんというか、著者はウンチクを語り足りないのでは?と感じる1冊だった。中途半端に「ホームズも経済学もあまり詳しくない一般読者」に目配せをしているせいで、表面をサラッとなぞっているだけという印象に。私としては、もっと突っ込んだマニアックな話をしてくれても良かったのに……と少々物足りなかった。とはいえ、19世紀末~20世紀初頭のロンドンの〝入門〟としては最適。リーマンショックの影響が残る2011年の本で、「世界連邦への道は今しかない」と意気軒昂なことも書かれている。当時はBrexitもトランプ現象もなかった。2018/01/19

ぽんとぽこ

2
経済学については門外漢なので興味深く読んだが、いかんせんホームズの話のあらすじを間違えてたり、登場人物の名前を間違えてたりするので、この本全体の内容についても信憑性が低くなってしまった。ちょっと残念。2011/06/08

ゼロ投資大学

1
十九世紀の大英帝国時代の経済学をシャーロックホームズとのつながりを基に解説してくれている。金融経済の発祥の地であり、当時世界最大の帝国であったイギリスは金融と経済の基礎知識に溢れており、非常に学びが多い。2021/08/18

桔梗屋

1
シャーロック・ホームズにかこつけて、自分の専門の話に持っていくパターンな。ま、好きなのでどんどん読むけど。今回は経済学。19世紀末ではまだケインズとか生まれちゃいないので、マルサスとかリカードとか、懐かしげな顔ぶれになってきちゃうけどね。でも、自由貿易か保護貿易か、っていう対立構造ってのは、現在の国際情勢を考える際の補助線になると思うのです。自国第一主義で突き進もうとすれば、必ず自国内や他国の猛反発を受け、自沈せざるを得なくなる、とか。ホームズの強さは英国に誇りを持ちつつ、英国にとらわらないところにある。2017/01/25

しいかあ

1
ホームズと経済学についてどちらも基礎的な知識がないと楽しくないかも。途中途中で話が日本経済の処方箋に関する方向に脱線していくので、読んでる方としてはおいおいちょっと待て、となる。ヴィクトリア朝の歴史を知ろうとするならば、こうした安易なあんちょこ本に頼るのじゃなく、もっとちゃんとした本を読もうと反省しました。2014/06/27

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