内容説明
揺らめく炎が照らしだすのは、風にまじる雪か、不在のあわいに微笑む“朝子”の白い腕か―。生と死が融けあう冷たい火影が、夢幻の相聞の世界へと誘う第10詩集。
目次
雪灯篭
紅蓮
戸をあけて
音信
夏物
母の形見
手回しのミシンで
風の啜り泣きかと…
白蝋燭
秋の深まりは〔ほか〕
著者等紹介
小笠原茂介[オガサワラシゲスケ]
第一詩集『暁が紅くなるのを』思潮社、1969年。第三詩集『みちのくのこいのうた』津軽書房、1981年(第二三回晩翠賞)。「火牛」、「午前」、「ERA」同人。日本現代詩人会、日本詩人クラブ、日本文藝家協会、日本独文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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