内容説明
父の入院と死、天国の梯子、青空に浮かぶトンデモナイ悲しみ。現実と空想、詩と散文のあわいを往還する、疾走する繊細なことばたち14篇。
目次
三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし*
三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし**
青空に浮かぶトンデモナイ悲しみのこと
土星元年
十五夜の月の下でほんとの話はまだ続いていく
“本日のお茶”
ある晩、くるみの入ったクッキーを焼いて
スノードロップ
夏、スズキくんの映像
湖へ行く道
真昼
正月のフェルメール
安全ピンと芍薬
青梅波
著者等紹介
川上亜紀[カワカミアキ]
1968年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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