帷子耀習作集成

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  • サイズ A5変判/ページ数 459p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783723844
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0392

出版社内容情報

カンシャク玉ごっこの後のうそ寒い焼跡へ見知らぬ生贄の道行の果てしなさはもう焼跡へもうもうともろく飛び散り死水(シャボン)とびおお思いつめての知恵の輪いじりに似る不協和音あれ言葉言葉言葉よそして(ふんアカシヤの雨に打たれた所であたしゃ言葉さん(あんた)にパロールってルビを振る趣味は毛唐ほどもないのさ)後ずされるのか忘れもののように長あく揺らぎとろける水柱の尾っぽの水のみきって
(「ふる卵のへりで遊べない朝までは」)

伝説的詩人の全貌
13歳、きみは誰をわらっていた。14歳、きみは何をわらう。ここに収められているのは、13歳から19歳までを詩の不良として生きた者が世界に宛てたメサージュである。その者の名は帷子耀。カタビラ・アキと読む。詩人とともに幻のごとく散逸、多くは読むことも困難となっていた詩と文を集成。
すべては1968年からはじまった。読んでわらうか、きみは。
解説=藤原安紀子、装幀=井原靖章

帷子耀[カタビラアキ]
著・文・その他

内容説明

ここに収められているのは、13歳から19歳までを詩の不良として生きた者が世界に宛てたメサージュである。その者の名は帷子耀。カタビラ・アキと読む。詩人とともに幻のごとく散逸、多くは読むことも困難となっていた詩と文を集成。すべては1968年にはじまった。伝説的詩人の全貌。

目次

1 さんかくしかく(あんぶれら;ノオト ほか)
2 アブラカタビラ(私の詩について;偏見的に金井美恵子論から遠く離れて―はじまりは始まりのために ほか)
3 解説 ひとのくちをかりた杙がひとりでにうごく(藤原安紀子)
4 初出記録
5 立体「スタジアムのために」復元図