出版社内容情報
東良美季[トウラミキ]
著・文・その他
内容説明
ワタシは、なぜあの場所にいたのだろう。なぜ裸になったんだろう。アンダーグラウンドな現場で、必死にモノを創り続けた女たち男たち。彼女、彼らは何を失い、何を得たのか。エロスの向こうにどんな風景を見たのか。林由美香、森下くるみ、小室友里、秋元ともみ、速水健二、太賀麻郎、ヘンリー塚本…。その黎明期から今日まで、伝説と呼ばれた20人を、四半世紀業界を見続けたライターが、哀切ともに描いた珠玉のドキュメンタリー・ノンフィクション。
目次
秋元ともみ
速水健二
中沢慶子
太賀麻郎
山本竜二
ヘンリー塚本
栗原良
藤木美菜
平本一穂
清水大敬〔ほか〕
著者等紹介
東良美季[トウラミキ]
1958年11月13日生れ、川崎市出身。國學院大學文学部哲学科卒。白夜書房刊の雑誌『ビリー』『ビート』の編集に関わり、25歳の時『ボディプレス』誌(白夜書房)編集長。翌年、アダルトビデオ作品「真美の本番Part.2」(KUKI)を初監督。1987年、雑誌編集者を辞し芳友舎(現・h.m.p)の専属契約監督となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タキタカンセイ
1
“ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アダルトビデオ”という感じの哀愁と共感に満ちたインタビュー&エッセイ集。生きること食べることに必死だった人たちにとってアダルトビデオはある種の救済だったことがわかる。AV新法について、彼らは何を思うだろうか。2022/09/30
fracture
1
時間を経たことにより価値が高まっているように感じる。著者の人柄の良ささえ感じる良書です。どちらかというと男優さんの語りに染み入るものがあるかな。蛇足だが本文紙は厚くした分、硬くて読みづらい。紙を厚くして束を出すことに読者メリットは何もないことを、制作サイドは肝に銘じてもらいたい。2010/10/12