出版社内容情報
デュマ・フィス［デュマフィス］
著・文・その他
内容説明
１９世紀フランス。高級娼婦マルグリット・ゴーティエの遺品の競売で本を落札した「私」のもとに、アルマンと名乗る男が訪ねてくる。アルマンは、生前のマルグリットと「ただならぬ関係」にあったらしく、「私」に彼女との間で起こった出来事を語りはじめた…。戯曲としても、これまで多くの人々に愛され続けた、悲劇の愛の物語を漫画化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みくきのこ™
9
原作読んでないのでそこからの評価は出来ませんが、とてもよかったです。いつか原作のほうも読んでみたいと思います。女をアクセサリーのように魅せる男や娼婦の話ですが、そんな中だからこそ生まれる愛もある‥と。マルグリットやマルマンの最後は非常に残念でしたが、その時に初めて本当の愛を知ることが出来ましたね。2015/02/05
こた。
7
ストーリーをざっくり知りたかったので購入。女の子って偉大だね。エマの下敷きって椿姫だななんて思いながら。物足りないので他で読むか映画見るか舞台・・はハードル高いなぁ。2011/12/11
ばっぱら
6
シリーズ読み。切ないお話でした。現代版で筋を作ってもドラマチックな展開になるのではないでしょうか（もうあるのかも）2015/09/22
ぷないぷない
6
大好きなオペラ。愛情って、環境や金や条件が複雑に絡んでどんどん歪になっていく。そんなものに真剣に向き合うなんて、なんて馬鹿馬鹿しいことだろう。だけど、そんなしがらみを寛容してなお、愛しつづけられる人間ってなんて純粋で高潔なんだろうと思う。2013/04/12
トッド
5
■神は教育によって「善」を教えられなかった女にふたつの道を開かれた。それはー苦しみと愛の道である。■私は高級娼婦マルグリット・ゴーティエよ。借金をしてまで贅沢を装い愛人のお金で生活する女。■男が私を愛するのはいつだって自分のため、私のようなお金のかかる女を手にする事がステータスだから。■あなたは虚栄心から自分の立場を誇示したがる…要するにあなたは私に苦労をかけてる自分がかっこ悪いと思っているのよ。【感想】感情vs理性。そう言われたら、そう選択するしかないもんね…人として。善や道徳なんて洗脳だよ、まったく2021/04/21
