目次
1 治安体制義(治安体制の重層性―「戦後七〇年」と「治安維持法施行九〇年」の節目に際して;「暴力行為等処罰に関する法律」考―「騙し打ち的悪法」;「治安維持法」と「共謀罪」―「共謀罪」法案は現代の治安維持法)
2 多喜二と治安体制(「三・一五共産党弾圧事件」九〇年;多喜二に襲いかかる治安維持法;小林多喜二の生きた時代と現代―「我等何を、如何になすべきか」)
君の手を握る!―多喜二の獄中書簡から
私にとっての多喜二―「治安体制」と「思想史」の両面から
著者等紹介
荻野富士夫[オギノフジオ]
1953年、埼玉県生まれ。1975年、早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。1982年、早稲田大学大学院文学研究科後期課程修了。1987年より小樽商科大学勤務。2018年より小樽商科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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