内容説明
漱石は明治帝国主義とどう向き合ったのか?『満韓ところどころ』を旅し中国で戦争責任と今を考えた!
目次
第1章 『満韓ところどころ』を読む(なぜ「韓」は書かれなかったのか;『満韓ところどころ』から見える満州経営の実相)
第2章 小説『門』と帝国主義へのまなざし(『門』における宗助と御米の物語;冒頭の日常会話に秘められた真相 ほか)
第3章 『満韓ところどころ』を旅する(日清・日露戦争と南満州鉄道;満州帝国とはなんであったか ほか)
第4章 明治と向き合った小説家・夏目漱石(夏目漱石にとっての明治という時代;『点頭録』―漱石は第一次世界大戦をどう評価したか ほか)
終章 明治維新150年に当たって漱石に学ぶ(日本国憲法によって国民は初めて主権者に;安倍政権による集団的自衛権行使の公認 ほか)
著者等紹介
小森陽一[コモリヨウイチ]
東京大学大学院教授、専攻は日本近代文学。九条の会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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