出版社内容情報
両肩が露出する異様に低い超扁平マシンはゴードン・マーレイの意欲作。しかし、先進的すぎたコンセプトは机上の空論を抜け出せず名門ブラバムを苦しめた。空気抵抗の大きい空力、剛性不足のモノコック、そしてドライバーの死という悲劇。次なる主役は16戦15勝の金字塔につながる“フラットフィッシュ”BT55。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokkun1002
5
2021年10月。GP Car Story vol.37。1986年。Brabham BT55 BMW ゴードンマーレイ設計のフラットフィッシュつまりヒラメという失敗作。エリオデアンジェリスがテスト中リアウィングを失い大事故。体制不備の中集まった人の目前で着火炎上。消火後病院に運ばれ窒息死が確定した。低重心コンセプトは翌年移籍先でMcLaren MP4/4 honda RA168E V6 Turbo 1500cc となりタイトル獲得。BT55 ドライバーはリカルドパトレーゼ、ディレクワーウィック。2021/11/20
U-G.Kintoki
1
ゴードンマレーのMP4/4への展開が無ければ意欲的すぎる駄作として本にもならんかったよなあw
jackal
1
いつもは速い、強いマシンをピックアップするのに今回は、「失敗作」を取り上げた。最初はなぜ?と思ったが読めば納得。俄然ブラバムが好きになりBT55も好きになった。関係者のインタビューも読み応えがあった。リカルド·パトレーゼやバーニー・エクレストンまで!その他にも盛り沢山。それにしてもバーニー・エクレストンって謎の人物だね。でも、F1のボスだよ。これからの時代には生まれてこないタイプのボスだな。2022/07/27
good Blue
0
とにかく、ゴードン・マーレのマシンは美しい!
ハラセジ
0
いつもは速い、強いマシンをピックアップするのに今回は、「失敗作」を取り上げた。最初はなぜ?と思ったが読めば納得。俄然ブラバムが好きになりBT55も好きになった。関係者のインタビューも読み応えがあった。リカルド·パトレーゼやバーニー・エクレストンまで!その他にも盛り沢山。それにしてもバーニー・エクレストンって謎の人物だね。でも、F1のボスだよ。これからの時代には生まれてこないタイプのボスだな。2023/01/05