出版社内容情報
【坂手洋二戯曲集】第三回配本!
岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲集、読売文学賞、
紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞などを受賞した
現代を代表する作家・坂手洋二の戯曲集!
★ 1冊に2作品収録
★ 各作品に作家自身による作品解説・創作ノート付き!
多神教と異文化混淆を愛する作家、
小泉八雲=ラフカディオ・ハーンが見た日本を描く、
2作品を収録!
『神々の国の首都』
出雲・松江に滞在するラフカディオ・ハーンと、
彼の家に住み込みで働く女中、セツ。
二人の関係を中心に、ハーンを取り巻く
男女の情念が「亡霊」となって描かれる。
燐光群10年目の1993年・初演以降、
くり返し上演されてきた傑作!
「私たちは生まれながらにして、
一個の亡霊(ゴースト)であるにすぎない」
『漱石とヘルン』
狂気に取り憑かれた夏目漱石と、
ラフカディオ・ハーン(ヘルン)が
幻想のなかで巡り会う。
実際には出会うことのなかった二人を描いた、
史実と妄想が織り交ざる〈二〇世紀の現代劇〉!
「生きている人間は見つめ続けることができません
……死と太陽をです」
坂手 洋二[サカテ ヨウジ]
著・文・その他
内容説明
『神々の国の首都』―出雲・松江に滞在するラフカディオ・ハーンと、彼の家に住み込みで働く女中、セツ。二人の関係を中心に、ハーンを取り巻く「親密なる者たち」の情念が「亡霊」となって描かれる。燦光群10年目の1993年初演以降、くり返し上演されてきた意欲作!『漱石とヘルン』―狂気に取り憑かれた夏目漱石と、ラフカディオ・ハーン(ヘルン)が幻想のなかで巡り会う。実際には出会う事のなかった二人を描いた、史実と妄想が織り交ざる“20世紀の現代劇”!多神教と異文化混淆を愛する作家、小泉八雲=ラフカディオ・ハーンが見た日本を描く、2作品を収録。作者自身による解説・作品ノート付き。
著者等紹介
坂手洋二[サカテヨウジ]
劇作家、演出家。1962年3月11日、岡山生まれ。慶應義塾大学文学部国文科卒。1983年、燐光群を旗揚げ。戯曲は海外で10以上の言語に翻訳され、出版・上演されている。日本劇作家協会元会長。日本演出者協会副理事長。岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞、紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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