内容説明
定理、公式、理論…わからなくても面白い！生きるために数学をする≠「数学」のために生きる。数奇な運命をたどった、愛すべき変人（天才）の生涯！
目次
１ 数学の礎をつくった３人の巨匠（アルキメデス―人類史上第一級といえる科学者；アイザック・ニュートン―微分・積分学の祖；カール・フリードリヒ・ガウス―１９世紀最大の数学者）
２ 数学の歴史をつくった巨人たち（ベルンハルト・リーマン―未だ解かれることのない未解決問題を提唱；レオンハルト・オイラー―最高に美しい公式を作り上げた盲目の数学者；アンリ・ポアンカレ―宇宙の形の解明に一歩迫った直観タイプの数学者 ほか）
３ 数学の新たな道を開拓した天才たち（アレクサンドル・グロタンディー―スキーム論を築き新しい数論を打ち立てた２１世紀最大の数学者；小平邦彦―ヘルマン・ワイルに見いだされ日本人初のフィールズ賞を受賞；グレゴリー・ペレルマン―ポアンカレ予想を解決しても社会的名誉を辞退 ほか）
著者等紹介
立田奨［タツタショウ］
学習塾「個別指導ネイバー」代表。１９８０年大阪府生まれ。大阪府立大学卒業後、大阪府立大学大学院に進学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
25
数学の天才たちの生涯が面白い。 ポアンカレ予想を解決したペレルマンは100万ドルの受け取りを拒否、ガロアの論文は高度過ぎて理解されず受理されず。最近はyoutubeで文系でも分かる数学もアップされていてそれもまた面白い。2020/03/29
inami
24
◉読書 ★3 自分の中で「数学」は「算数」の世界で止まっていたのだが（笑）、「宇宙」に興味を持ったことで「宇宙」→「物理」→「数学」という自然な流れの中でいろいろな本を読むことになった。そこに幸運にも『フェルマーの最終定理（：サイモン・シン）』という本に出会い、益々のめり込むことに・・さて、本書だが数学のノーベル賞と呼ばれている「フィールズ賞（４年に１回、40歳以下）」を受賞した数学者たちの天才ぶりや数奇な運命などが紹介されている。オイラーの等式【ｅ^ｉπ＝ー１】は、算数レベルの自分でも美しいと思う（笑）2020/01/25
だいご
6
名前を聞いたことのなかった数学者も何人かいたけど、いろいろな数学者の功績や生涯が簡単にまとめられていて入門書的な感じでよかった。あんまり書かれることのない最近の数学者を知ることができるのが特によかった。2021/07/23
鈴川愛夏
3
数学者の運命や行動が面白過ぎる。2020/07/16
リアル本屋さんを増やそう
2
数学者の天才ってのは，生物学者や物理学者の天才とは一味違う．まさに数学をつくった人たちで，何かを発見したというのでなく創造した人たちである．そして何か経済社会に貢献した人たちというのでなく，数学するために生きている人が含まれる．ガウスの直後にリーマンをもってきて，その後にオイラーが来るという歴史と異なる配置にこだわりを感じた．確かにこの順番の方がドラマが追いやすい．アルキメデス，ニュートン，ガウスが三大数学者出そうだ．でも数学者ならニュートンでなく，オイラーでも良い気がするなぁ．2023/03/18
