著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909~1948年。青森県の名士の子として生まれる。本名は津島修治。東大仏文科に入学するも、ほとんど大学へいかず、中退。1936年、『晩年』で芥川賞候補になるが落選し、その後もついに芥川賞を受賞することはなかった。戦後、流行作家として活躍中の1948年、玉川上水で入水自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GIN@本棚大洪水中
12
人間は恋と革命のために生きている。その言葉が脳裏に残ります。「破壊」という行為は人間の至上ともいえるものかもしれません。変化を生み出すために、現在を壊して再生する。そこに必ずしも完成品があるわけでもないとしても。そして、現代の私たちも過度期に生きています。いえ、訂正いたしましょう。人間はいつの時代にも過度期に生きているのです。そうして様々な形で革命を起こしているのです。保守的になるものは淘汰されてしまう。変化を重ね続けるものは、未完成の瞬間に出会う。生に答えはないとなる。それでも、私たちは生きるため。2013/09/14
とみぃ
1
ずっと読みたくて、やっと購入しました。女の一途な愛って怖いですね。ただ、かず子の気持ちは、よーくわかります…。2009/08/26