内容説明
仲がいいのか悪いのか、相変わらず一平と明哉はケンカばかり。そんなとき、木犀荘の住人たちとの親睦会をかねて、一行は水上家の別荘へ。明哉の見合い相手・美玲も現れ、なごやかな旅行は一転、何かが起こりそうなムード。素直になれなかった一平は、明哉にあまく優しくせまられキスしてしまう。お互いに惹かれていることに気づいた二人だが、まだまだ問題は山積みで…!?―恋愛と友情と家族愛と…、あったかい仲間たちのスイートストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちるる
4
下宿モノいいなぁ!2巻で断然面白くなりました。美少女婚約者が掻き回してくれたお陰かな?結局とんでもないところに着地してるし(笑)いや、幸せそうでなりよりですがw権利書に絡む遣り取りでは一平のオヤジ誑しが効果的だったようで吹いたwwハッピーエンドとなり、エピローグまでたのしくて満足しました♪2011/07/24
ムラ
3
後味の良い大団円でした。一平は、辛い思いをして育った分まで明哉に大事にしてもらえたらいいな~と。店子の面々もそれぞれ落ち着くところに落ち着いて(?)良かったです!2015/04/18
紫木蓮
0
☆再読。昔の本だなあという感じは多々あるけど、空気感が良い。自覚はないけどそのケのあった男前にものすごく好みの美人が押し掛け女房してきてうまいこといっちゃった話なのかな?一平がどんどん美人になって、最終的にはオヤジキラー。一平と女性たちのキャラが良い。かわりにダメなオヤジばかり…。恋愛を自覚してからは一気に燃え上がり、バカップルまっしぐら。。2013/10/29
りょう
0
面白かった。テンポもいいわりに店子それぞれの事情や心情も丁寧に拾っていて、恋愛以外の面でも楽しめる。癖はあるけど、嫌な奴はいないし。明るく軽い一平の意外な過去を知り、恋を自覚してからの明哉の猪突猛進ぶり?もよかった。明哉のお父さんも楽しい。これだけ木犀荘を愛しちゃってる一平は、引っ越してくるのかと思ってたら、最後まで通い婚だったな(笑)昔の作品だから目新しさもなく、多少の時代色はあるけど、王道設定だけに終わらない個性もあって、王道を見事に描き切っている。…大仰な誉め方をしちゃったけど、気楽に楽しめる作品。2012/10/13
こたりん
0
さぁ、気になる続きが読めます。オンボロの木犀荘の権利を狙う人々や店子の借金問題が絡み、事件が起こります。なかなか、すすまない二人の関係も一平へのキモチを自覚した明哉の猪突猛進ぶりで…一応めでたし? まぁ、五百香さんの中では好きなほうかな。2009/07/17