内容説明
小説の批評者とは、小説にもっとも忠実な読者である。フォークナー作品研究の真骨頂。
目次
序 読者という立場
第1章 『八月の光』の作者のふるまい(考えるリーナ―現在;雌牛を売るジョー―“内部”;到着する二匹の犬―サスペンス;ジョーは浮浪者に似ているか―オクシモロン ほか)
第2章 モリスン、キングストン、フォークナー、「追体験」小説(個人(主体)と共同体
小説と「追体験」)
第3章 歴史を理解するということ―『アブサロム、アブサロム!』の三人称場面
第4章 フォークナーの乳母―モリー・ビーチャムの系譜
著者等紹介
平石貴樹[ヒライシタカキ]
1948年生まれ。現在、東京大学教授
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