内容説明
結城仁左は美杉藩江戸屋敷で御典医を務める蘭方医・鏑木玄斎の弟子。北関東にある国許の藩校で優秀だった仁左は江戸に呼ばれ、蘭方の医術を学ぶ日々だった。そんな折、藩主の娘・華也姫が気鬱の病に伏せってしまった。なぜ急に病になったのか、そのわけは不明。仁左は原因を探るため、姫が入りびたっていたという書庫を調べるが、そこにひそんでいたのは掛け軸に封じられた淫魔王の娘・綾香だった。綾香と情交し、あやかしの絶大な力を授かった仁左は、華也姫の気鬱を治すべく、姫の寝所へと赴くことになるのだが、そこで姫が見せた振る舞いは…。大好評、書下ろし長編時代シリーズ、第三弾!
著者等紹介
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年1月2日、神奈川県横須賀市生まれ。県立三崎高校卒業後、数々の職業を経て、二十三歳で官能作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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