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内容説明
1980年代、イランのホメイニ師が急死した。その直後、権力抗争による内乱が発生する。米ソ二大国はすぐさま軍事介入を試み、首都テヘランを目指すのだった。一方、中国では労働者による大規模なストライキが各地で続発。政権打倒を目指す不穏な動きが垣間見られた。激動する世界情勢に対応するため、日本は米国の核の傘からの脱出を企図した「新武装中立国家」という新たな道を歩き始めようとする。そんな中、原因不明の爆発によって一機の民間輸送機が志布志湾に墜落する。パイロットは奇跡的に一命を取り留めるも、記憶が無くなっただけでなく、何者かに命を狙われているのだった。第1回日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラー、ついに復刊!
著者等紹介
森詠[モリエイ]
小説家。栃木県出身。東京外国語大学イタリア科卒。週刊読書人を経て独立。フリーのジャーナリストとして、中東アラブやアジア、アフリカなどの戦場を巡り、ノンフィクション『石油帝国の陰謀』などを執筆する。『オサムの朝』で第十回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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