内容説明
北町奉行所の例繰方同心・末広喜十郎と、徳川吉宗の血を引く葵の姫・お松。ふたりはたがいを想い合いながらも、それぞれの思惑からべつべつの道を歩むことを決意した。奥州の若さま・室川陸奥守雅治との婚儀の準備が進むなか、なおも揺れ惑うお松の前に現れたのは、雅治の幼馴染みと名乗る不思議な姫。しかもどうもこの姫は、自分こそが雅治の許嫁だと、勝手に思い込んでいるようなのだ。一方、失意のまま、仕事に精を出す喜十郎であったが、その姿を見て、ある意外な女性が心を揺れ動かされていた…。新たな人物の登場で、ますます目が離せないシリーズ・第六弾。
著者等紹介
聖龍人[ヒジリリュウト]
佐賀県有田生まれ。日本大学卒業後、内外タイムス入社。その後、新聞、雑誌などのライターを経て、作家となる。気学、呪術研究家としての顔も持ち、占星術、姓名判断など易学の分野でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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