出版社内容情報
誰もが必ず直面する「死」を人はどう受けとめるのか。著者はアジア・アフリカ・中南米のみならず、ヨーロッパや日本の事例を多岐にわたって提示する。死の受容の仕方は社会・文化・時代によってさまざまだ。本書では世界各地の「死に関わる事例」を数多く紹介しているが、単なる専門書ではなく、痛烈な皮肉やブラックユーモアを巧みに織り込んだ「エッセイ」になっている。原著は英語。仏・独・西・伊・蘭などヨーロッパ主要言語でも翻訳刊行されている。
目次
第1章 死の普遍性
第2章 死の確定
第3章 神話の中の死
第4章 生者と死者のつながり
第5章 たかが血と肉
第6章 政治的な死
第7章 終のすみか―時と場所
第8章 死のメタファー
第9章 ゆりかごから墓場へ
第10章 戦争・殺人・死刑
終章 墓碑銘