江戸のユーモア

伊原 勇一【著】

近代文芸社（1996/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 273p／高さ 22cm
• 商品コード 9784773357806
• NDC分類 721.8
• Cコード C0070

内容説明

浮世絵から黄表紙まで。江戸の文化・文芸を通じて庶民のユーモアを探る。絵と文の２つから考察する江戸おもしろ案内。

目次

浮世絵の不思議と謎
浮世絵の裏側
古川柳のおもしろさと謎
天明狂歌と江戸小咄
『金々先生栄花夢』を読む
『江戸生艶気樺焼』を読む
草双紙の変遷と特質

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[冬見]

江戸文芸のおもしろさが詰まった一冊。浮世絵に始まり、古川柳、狂歌、江戸小咄と進み、最終的には『金々先生栄花夢』『江戸生艶気樺焼』を読むという豪華なつくり。江戸小咄は思わず吹き出してしまうようなものばかり。リストも上がっているし読んでみようかしら。常識や心理をひっくり返し、世界の蝶番を外す。江戸文芸の楽しさはここにあるんじゃないかな。

2016/11/23