世界から飢餓を終わらせるための30の方法

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772610490
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0036

内容説明

世界には69億人が住んでいます(2010年)。そして、すべての人が健康に生きるために十分な食料があります。けれど、世界では6人に1人が飢えている―。この数字のうしろがわにある私たちの世界でなにが起きているのか、どうして飢餓がおきているのか、「食」という基本的人権が守られるために、わたしたちになにができるのでしょうか。飢餓問題の最前線で支援、研究、取材をしている25人のフロントランナーと考えていきましょう。

目次

第1章 世界では6人に1人が飢えている(飢餓ってどんなこと?;一気に解決する方法はないの? ほか)
第2章 飢餓はなぜ起こる?(食料があるのに飢えるのはなぜ?;買い占められる開発途上国の農地 ほか)
第3章 身近な飢餓問題(私たちの食の現状を知ろう;フード・マイレージを意識する ほか)
第4章 暮らしからなくす飢餓(あなたの脂肪が地球を救う;地球にも人にも、やさしい食べものを選ぶ ほか)
第5章 食料への権利を知る・考える・調べる(みんな持っている「食料への権利」;伝統的な作物が大切なわけ ほか)

著者等紹介

勝俣誠[カツマタマコト]
明治学院大学教授、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)所長。1946年、東京都生まれ。1969年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、78年、パリ第一大学博士課程修了(開発経済学博士)。セネガルのダカール大学法経済学部勤務を経て、現職。専門分野は、国際政治経済学、アフリカ地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kuma

3
少し前の発行だけど図書館にあったので読んでみた。本のサイズ感が小ぶりの縦に細長くてかわいい。表紙もかわいい。既知のこともあったが、新しい発見もあり。05の農地争奪戦「ランドクラブ」の話。食糧不安から大国が途上国の土地を借用している。現地住民は不当に低い賃金で働かされ、収穫された食物は自給ではなく輸出のため。08の投機マネーに翻弄される穀物市場。金儲けのためなら農民を飢えさせてもいいという強欲な人たちがたくさんいる。30の解決方法を自分の問題として取り組むにはかなりの熱意が必要かもしれない。2021/05/02

壱萬参仟縁

2
フェアトレードやメタボウリングといった発想には感服できる。農業の本質は、豊作貧乏や凶作貧乏という、適量生産基準が生産者も決められないことだと思う。市場や自然に任せておくのみでは、貧乏から脱出することはできない。だから、株式会社がアグリビジネスに進出して人を雇う会社も出てきたが、規模は一定以上ないと経営できないのだろう。メタボウリングとは、1Kcal消費で1円寄付(75ページ)という発想である。自分が健康になると共に、飢餓で苦しむ人に少しでも食料を供給していきたい、という飽食人間と飢餓人間の共存の手法だ。2012/11/07

ゆーや

1
2013年31冊目。 飢餓の原因のみならず、実践されている解決策も含めて、30章に分けて簡潔に解説された本。 使用されている豊富なデータも割と新しいものが多いため、引用しやすい。 飢餓問題を知るための最初の1冊として適している入門書だと思う。2013/03/05

あゆさわ

0
借りて読みました。30の方法とありますが、ちょいちょい方法だけじゃなくて現状報告だけの章もあったり。しかしながら、こんな取り組みがあるものなのかと勉強になったりしました。フードマイレージの概念とか知らなかったです。基本的に読む想定の読者は中高大の学生だと思います。文章が平易で、かみ砕いて語りかけられるように飢餓の現状が書かれている印象です。月並みですが、食べ物は大事にしたいですね2015/08/02

りのる

0
飢餓について、現状や課題がうまくまとめられていて読みやすかった。2014/06/24

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