出版社内容情報
スクールカウンセリングの歴史・制度,多職種協働,ローカリティ(地域性)など,包括的にスクールカウンセリングを再考。
従来のスクールカウンセラーおよびスクールアドバイザーに加え,スクールソーシャルワーカーが参入するスクールカウンセリング事業は,児童・生徒への心理カウンセリングと教職員への心理コンサルテーションを主軸とし,昨今の「いじめ・不登校・ひきこもり」の問題の深化を受け,日々流動的な状況にある。
『臨床心理学』増刊第3弾では,このようなうねりのなかにあるスクールカウンセリングをラディカルに問い直し,スクールカウンセリングの歴史・制度論,現在スクールカウンセラーに本当に求められていること,多職種との協働の可能性と方法,スクールカウンセリングとローカリティ(地方色),そして今後の長期的な課題など,経験知・実践知・臨床知を蓄積してきたスクールカウンセリングを包括的に問う一冊となる。
I 座談会 スクールカウンセリングの現在