目次
第1章 恣意的遺言の検討(高齢者の家族関係;金融機関などが関わるケース ほか)
第2章 遺留分制度をめぐる判例・学説の検討(共同相続人間の遺留分減殺の対象;遺留分減殺請求権の性質 ほか)
第3章 遺留分制度の意義(遺留分権規定の沿革と財産権的把握;遺留分制度への批判と遺留分制度の必要性 ほか)
第4章 新しい問題と遺留分制度の対応(事業承継からの要請と「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」;信託の利用)
補論 法制審議会民法(相続関係)部会における「遺留分制度の見直し」審議について(経過;見直しの必要性 ほか)
著者等紹介
二宮周平[ニノミヤシュウヘイ]
立命館大学法学部教授、法学博士。専門は家族法
川阪宏子[カワサカヒロコ]
2001年3月立命館大学法学部卒業。2004年3月立命館大学大学院法学研究科民事法専攻博士課程前期課程修了。4月立命館大学大学院法学研究科研修生(2014年3月まで)。修士論文「『相続させる』旨の遺言についての一考察―判例分析による遺言の実態と「相続させる」旨の遺言の妥当性」立命館法政論集 第2号(立命館大学法学会 2004年)所収、第2回天野和夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。