内容説明
いまだ入院中心主義から脱却できない日本の精神医療。果たしてこの状況を変えることは可能なのか。本書ではこれまでの日本の精神医療のあり方を問いつつ、入院治療に代わる地域ケアにむけた新たな実践的取り組みを紹介する。
目次
第1部 精神医療のあり方を問う(我が国の精神科医療;入院患者のもとへ声を聴き取りに行き、伝え、変える―大阪精神医療人権センターの設立・活動史;精神医療のパラダイムシフト)
第2部 地域で豊かに生きるために(「地域で生きる」を当たり前に;暮らしの中で包括的に支援する)
著者等紹介
遠塚谷冨美子[トオツカタニフミコ]
元関西福祉科学大学教授
吉池毅志[ヨシイケタカシ]
大阪人間科学大学人間科学部准教授。ソーシャルワーカーとして精神科病院勤務を経て、現職。認定NPO大阪精神医療人権センター常務理事
竹端寛[タケバタヒロシ]
山梨学院大学法学部政治行政学科教授
河野和永[コウノカズエ]
特定非営利活動法人陽だまりの会理事長。1971年大阪府立中宮病院に精神科ソーシャルワーカーとして就職。1991年同病院を退職し、陽だまりの会(精神障害者の生活の場づくりを考える市民の会)の活動に移行。1999年9月陽だまりの会が特定非営利活動法人化。理事長として現在に至る
三品桂子[ミシナケイコ]
花園大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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