内容説明
未来永劫どうしようもない地政学的条件下におかれた朝鮮半島。金正日の健康不安説のなか、それぞれの思惑と本音は資源かマネーか安全保障か。想像を絶する周辺大国のしたたかなパワーゲームの現実を直視して、近未来を展望する衝撃の一冊。
目次
序章 なぜテロ支援国家指定は解除されるのか(冷戦後も世界で最も危険な地域の地殻変動が始まっている;韓国新政権の誕生とキャンドル集会による反政府デモの意味するもの ほか)
第1章 朝鮮半島―今そこにある危機と問題点(三千年も異民族支配を受けつづけた恨の文化にみる朝鮮半島の歴史;竹島問題とは―民族感情の鼓舞に一役かう日韓関係のとげ ほか)
第2章 朝鮮半島の将来を占う(朝鮮半島に生起することが予測される九つの事態;このまま対立的分断が継続される場合のこと ほか)
第3章 そのとき大国はどう動くか(新環境への対応と財政的制約で変化する米国の役割と戦略;朝鮮半島にたいする中国の戦略的経済的関心はどのようなものか ほか)
第4章 朝鮮半島の危機にどう対応するのか(第二次朝鮮戦争が起きれば日本にとって対岸の火事では済まない;防衛縦深が浅く安全保障上、不安定かつ脆弱である ほか)
感想・レビュー
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