内容説明
吹き荒れる軍国主義と、日米開戦の激流にさからい、身命を賭して、ただひとり平和への小舟を漕いだ悲劇の提督の秘められたる愛と真実を描く感動の人物伝!
感想・レビュー
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maghrib
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神田古本屋で購入.海軍身びいきが強いのと個人的な回想と史実の記述が混ざっているが,身近な人による米内の逸話を読めたという点ではよかった.その他1)三国同盟/開戦/終戦の判断において,その判断の是非でなく国内政治(や軍クーデターへの配慮)で決まっていった印象 2)といいつつ,米内含め当時の指導部は現在の政治家よりは平均的には歴史観,判断力等々優れているようにみえ,やはりどうやったら開戦回避できたのかが分からない(特定の人間の資質不足・失敗や政治制度に起因するわけではなさそうなので再発防止策がわからない)2021/07/22