装丁道場―28人がデザインする『吾輩は猫である』

装丁道場―28人がデザインする『吾輩は猫である』

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766121377
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C3070

内容説明

同じ小説でも、こんなに違うブックデザイン。『デザインのひきだし』連載「装丁道場」の連載全作品を収録。

目次

全作品ギャラリー
寄藤文平
帆足絵里子
松田行正
針谷建二郎
池田進吾
平林奈緒美
葛西薫
新村則人
長嶋りかこ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜長月🌙

63
文字通り28人のデザイナーが「吾輩は猫である」を新しく装丁しています。知っている装丁家としてはクラフト・エヴィング商會と祖父江慎さんが参加していました。思わずジャケ買いしたくなる作品が並んでいます。寄藤さんの生々しい猫の爪痕のある表紙は実際に掘れていて下地の黄色が見えてます。そして帆足さんは本を猫に見立てたかわいい作品。スピンの先に猫のしっぽが付いてます。そして新村さんの立体の肉球が付いた表紙。アイディアの勝利です。(予算一冊1,400円の四六版上製本という条件で競ってます。)2021/01/22

junkty@灯れ松明の火

34
『吾輩は猫である』を読んだ直後に衝撃的な出会いをしてしまいました!もっとみんなに読んでもらいたい本だと思っていたら、今時の人に読んでもらう為の装丁を本気でプロが考えたらどうなるか?って本と出会うなんて〜!古風な感じから、サイケな感じまで本当に魅力的な装丁ばかりでうっとりしてしまいました♪いつか、自分でも『吾輩は猫である』の表紙を取り外して、作り直してみたいッス!2011/03/07

emi

33
本は勿論中身が一番ですが、同じ本でも印象が違うのは、装丁が違うから…ということがよくあります。有名なデザイナー28人がそれぞれ装丁をした「吾輩は猫である」。装丁とは最初に目に入るカバーだけではなく、カバーをとった表紙や紙やしおりや背表紙やフォントや1ページあたりの文字数など実に様々なパーツのデザインを含みます。誰のための装丁なのかはデザイナーによって異なり、それが本に反映されているので28冊あっても全く異なる仕上がりです。装丁への興味を持つと同時に、装丁をやってみたくなるような魅力溢れる本でした。2015/01/18

けいた@読書中はお静かに

26
本をモノとして見るか、読書用の道具として捉えるか。『我輩は猫である』を定価1400円で4四六判の上製本を条件として28人のデザイナーさんが作り上げた本たち。デザイナーさんの思い入れやこだわりが感じられて、同じ小説でも全く雰囲気が違って面白い。これなら手に取る、買っちゃうというのもあれば、これは魅力がないなぁなど。何人の人と感想を言い合いながら見ると面白いかも。2015/10/21

☆すずか☆fighters!o(`^´*)

16
図書館で見つけて一度手に取り、棚に戻しかけたけどイベント用にパラパラと眺めようかと借りたところハマった。パラパラどころかじっくり読んだ。表紙、カバー、扉、使われている紙、文字のフォントなどなど28人のデザイナーさんが考えた『吾輩は猫である』スピンの先が猫のしっぽになっていたり、本の背を猫をイメージして丸みを帯びるようにしたり、文字を黒ではなく、他の色にしたり。。。辞書の様なやわらかなデザインの物は手に取ってみたい。フォローバック、花ぎれなどの用語も知ることができて本好きにはたまらない情報がたくさん。2017/05/27

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