感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
30
芸術や色彩の世界と言うのは数値化することが煩雑を極めるので、マニュアル化しづらいところがあるのです。そこを隙とみて根拠のない論説がまかり通っている、それは由々しきことである。と言うのが著者の言です。そのうえで単色の個性や放つ影響、その組み合わせの生み出す作用や形と色の相乗効果などを順序立てえて教えてくれます。体系だてた知識はともすると画一的に陥る危険性もあり、著者はそれも危惧して本書のなかで度々、自分で考えることの重要さを説きます。知識を得て能動的に考える。ソレ言うことは簡単ですが行動にうつすのは、ねえ。2017/07/30
きゅろ
0
色を認識するメカニズムから色の持つ性質まで取り扱われており、中でもデザインワークの手順説明が役立ちそうだった。2012/04/21