この国にとっての脱原発とは?―日本そしてドイツ

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この国にとっての脱原発とは?―日本そしてドイツ

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784765534567
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0030

内容説明

共同体を背景に持つドイツ。持たない日本。ヨーロッパでは、EUという超国家的枠組みの中で、それぞれの国が独自の方法でエネルギー政策を選択しながら、全体としては相互融通による補完が可能なしくみになっています。つまり、国、EUという二重のシステムにおいて、それぞれのレベルで地域特性を生かすことによって合理的整合性を図る仕組みになっているのです。そのデメリットとして顕在化しているのが、ユーロ危機でもあると考えられます。こうしたEUという共同体の中核国であるドイツで可能なことを、共同体組織を持たない日本でもできると考えることは、別の意味で大きなリスクを伴うということを考えておかなければなりません。筆者らは12年間にわたり「日本とドイツの比較プロジェクト」に取り組んできました。本書はそうした経験により、幅広い視野で今後の方向性を考えるきっかけを提供しています。

目次

第1章 省エネランプをめぐってドイツで起こった問題―ドイツの省エネランプはLEDではない(省エネランプに交換しましょう;光の合図を出しなさい!;省エネランプへの転換の経緯;省エネランプへの10の偏見;電気スモッグ(電磁波)から市民を守る
あるシックハウス症候群研究者の意見
水銀1ミリグラムで5300リットルの飲料水が使えなくなる
基礎知識としての水銀)
第2章 サマータイム制度の効果(「サマータイム制度」と「サマータイム勤務制度」の違い;ドイツにおけるサマータイム制度導入の経緯;制度導入25年から見たサマータイム制度;日本のサマータイム制度導入をめぐるこれまでの経緯;日本におけるさまざまな意見の例;別の角度から考える;日本人の生活習慣や文化に与える影響)
第3章 脱原発に向かうドイツ(ヨーロッパ主要国の原子力発電への取組み状況;倫理委員会の提言;脱原発を目指すドイツの背景;脱原発とユーロ危機、欧州送電網計画;EU構築の歴史と脱原発;各国におけるEUの受止め方と脱原発;ドイツの再生可能エネルギーへの挑戦;まとめ)

著者等紹介

フォイヤヘアト,カール・ハインツ[フォイヤヘアト,カールハインツ][Feuerherd,Karl‐Heinz]
1947年、ドイツ連邦共和国生まれ。ハノーファー工科大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了。理学博士。1977年卒業後、化学会社BASFを経て、2000年神戸山手大学教授として着任。2008年に退職後、2012年3月まで客員教授。専門はLCA、計量環境技術経済学。平成14年度「環境管理」優秀論文賞((社)産業環境管理協会)など受賞。現在、技術アドバイザーとして日本の企業で技術指導にあたっている

中野加都子[ナカノカズコ]
1953年生まれ。大阪市立大学生活科学部卒業後、関西大学工業技術研究所研究員を経て1997年博士(工学)(東京大学)。現在、神戸山手大学現代社会学部環境文化学科教授。専門は環境計画、LCA、リサイクル。「21世紀地球賞」(日本経済新聞社等)、平成9年度廃棄物学会「論文賞」、第3回リサイクル技術開発本多賞((財)グリーン・ジャパン・センター)、「環境管理」平成10、14年度優秀論文賞((社)産業環境管理協会)など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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