なくしたものとつながる生き方

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なくしたものとつながる生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763133434
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0030

内容説明

日本中の僧侶や経営者がいま最も信頼し、最も話を聞きたがる30歳、渾身の処女作。自殺と不慮の死…。家族を突然失った彼女に人々が希望を感じるのはなぜか―。

目次

1 見る
2 祈る
3 忘れる
4 触れる
5 ゆるす
6 信じる
7 生きる

著者等紹介

尾角光美[オカクテルミ]
1983年大阪生まれ。2003年、19歳で母を自殺で亡くす。翌年から、あしなが育英会で病気、災害、自殺、テロ等による遺児たちのグリーフケアに携わる。2006年より、自殺予防や遺族のケアに関して、全国の自治体、学校、寺院などで、講演や研修をおこなっている。2009年、リヴオンを立ち上げ『102年目の母の日』(長崎出版)を編著。毎年、亡き母へのメッセージを募集して本にまとめている。同年、自死遺児支援をスタートさせる。寺院とNPOの協働を表彰する浄土宗第5回「共生・地域文化大賞」において「共生優秀賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JACK

12
◎ ポッドキャスト「こまった時の聴き込み寺」で知った本。病気、災害、自殺等で大切な人を失った遺族を支える活動に携わる尾角さん。父親は事業に失敗して失踪。母親は「あんたなんて生まれて来なきゃ良かった」と言い続け、うつ病で自殺。兄はアルコール依存症で、尾角さんに「死ね」と罵声を浴びせ、荒れた生活の末に孤独死。尾角さんは、死は乗り越えるものでも、立ち直るものでもないかもしれない、悲しみはひとつ消えても、また生まれ続ける、と言います。読んでも何か答えが得られる訳ではないけど、なぜか繰り返し読んでしまう本です。2014/05/21

ひめぴょん

3
多くの人から見れば不幸の連続のような人生を送られた著者ですが、友人の支えの中でじっくり人生を歩んでいるのが伝わってくる本でした。 ・「目の温度」という小見出しの部分では、あたたかいまなざし、冷たい目、熱い視線とそういえば、「目は口ほどにものを言う」「目と目で通じ合う」などけっこう大切なコミュニケーションツールなのだと再確認。 ・主導権は自分!亡き人への思いが強いとき、腎性の主導権をその人にゆだねてしまうことがある。でも、自分の人生なのだから主導権は自分。自分の幸せを見つけましょう。 2015/10/26

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

3
残念ながら人は失ってはじめてその大切さに気づけるということが多い。しかし、失ったことの意味が大切さに気づけるだけというのは辛いもの。失ったという体験をただの痛みで終わらせないためにも、失ったことから始まるものを続けていくということが必要なのでしょう。そのプロセスがきっと癒し。2015/08/20

osakaspy

3
悲しいことを受け入れている姿勢に、感動というか頭が下がるような、でも、とっても爽やかで元気が出るような~素晴らしい本です。上手く説明できませんが~、吸い込まれるように一気に読めるので、とりあえず、多くの方に読んで欲しいと思いました。特に、大切な人をなくしてしまった方、困った状況にある方、少し元気の出ない方、著者の自然体な生き方に共感できると思います2014/01/20

あぽ

2
ダライ・ラマ法王が彼女の招きによって日本に訪れ、会話を交わした、というエピソードから知った本。同年代で、こんなに頑張っているひとがいるのだと思うと励まされる思い。わたしもがんばろ。いちばん琴線に触れた文言は「嫉妬とは、あなたが望んでいるものを教えてくれる感情」というエピソードだった。私はわたしの望むものがようやくわかった気がする。2014/03/15

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