内容説明
禅は、宗教ではない。この一日を、明るく元気に生きる知恵だ。しかも、おもしろい。江戸時代、坐禅を庶民に広めた白隠さんの禅。
目次
1章 悩みを抱えているあなたへ―いったい、「仏」とは何か?(迷う心をもつあなたこそ、仏である―衆生本来仏なり;水がないと氷がないように、あなた抜きに仏はいない―衆生の外に仏なし ほか)
2章 何を生きる拠り所にするか―人はいつしか自分が仏であることを忘れてしまった(いったい、自分の何が仏なのか―此の身即ち仏なり;水の中にいて、喉が渇いたと叫ぶ愚かさ―水の中に居て、渇を叫ぶ ほか)
3章 自分と静かに向き合う時間を持つ―難行苦行が釈迦を地獄に落とした(とても幸福なのに、「自分は不幸だ」と嘆いていませんか―長者の家の子となりて、貧里に迷う;「もっと上へ」と欲張ると人生はくすんでいく―六趣輪廻の因縁は己が愚痴 ほか)
4章 あなたはあなたのままでいい―生きる喜びが湧いてくる「坐禅」のススメ(修行して得る力 元から自分にあった力―御釈迦の代呂物;頭の活動だけが人生ではない―本分の家郷 ほか)
5章 心の手抜きをしない―人間はこのままでは、捨てられる(いつ、どこで、何をしていても、心から安らげる秘密―行も帰るも余所ならず;「いい・悪い」の分別にとらわれない―謡うも舞うも法の声 ほか)
著者等紹介
境野勝悟[サカイノカツノリ]
1932年、横浜生まれ。円覚寺龍隠庵会首。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶禅一味の茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育と比較研究を重ねる。73年神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。75年、駒澤大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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